【近畿】業務用エアコンクリーニングは定期清掃を！清掃の頻度は？

業務用エアコンの清掃が必要な理由

業務用エアコンは、家庭用エアコンと比べても汚れが溜まりやすい傾向です。

特に、オフィスや飲食店では、一般家庭よりも多くの人が集まるため空気が汚れやすく、その汚れた空気を長時間吸い込むエアコンも汚れが溜まります。そのため、業務用エアコンは、家庭用エアコンよりも頻繁に清掃やクリーニングを行うべきです。

業務用エアコンのクリーニング頻度

業務用エアコンのおすすめの清掃回数は、2ヶ月に1回が目安です。ただし、飲食店や人の出入りが多い場所のエアコンは特に汚れやすいため、1ヶ月に1回の定期清掃、2年に1回のクリーニングをおすすめします。

業務用エアコンクリーニングを怠ることのデメリット

エアコンを清掃しないと、故障が生じやすくなるだけでなく、人体に悪影響を及ぼすこともあるため、注意が必要です。

異臭が発生する

エアコンは、室内の湿気やホコリ、カビや細菌などを吸い込みます。吸い込まれたカビや細菌がエアコン内部で繁殖すると、エアコンから排出される空気にもそれらが混ざってしまうのです。その結果、室内に嫌な臭いの空気が充満してしまいます。

臭いは、エアコンのフィルターや室外機のヒート交換器に付着した汚れを落とすことで改善可能です。フィルターは定期的に取り外して水洗いすれば清潔に保てますが、ヒート交換器は専門業者に依頼してクリーニングする必要があります。

健康被害が生じる

カビや細菌の混じった空気を長時間吸い続けると、健康被害を引き起こす可能性があります。特にアレルギー体質の人は注意が必要です。カビや細菌に対するアレルギー反応として、鼻水やくしゃみ、目のかゆみ、咳や喘息、皮膚炎などの症状が出ることがあります。

また、アレルギー体質でなくても、カビや細菌によって免疫力の低下や、呼吸器系の感染症を引き起こすリスクも高まってしまうのです。

電気代が高くなる

電気代は使用時間や設定温度にも影響されますが、清掃を怠るとそれだけで電気代がかさむ可能性があります。フィルターやヒート交換器に汚れが付着すると空気の流れが悪くなり、エアコンはより強い出力で動かさなければならず、電気の消費量も増えてしまいます。

特に夏場はエアコンを長時間使用することも多いため、電気代の上昇は大きな負担になるでしょう。エアコンの清掃は節電のためにも有効です。

水漏れする

水漏れはエアコンから水が滴り落ちたり、噴き出したりする現象です。エアコンは冷房機能を使う際に、室内の湿気を取り除いて水に変えます。この水はエアコン内部のパイプから外に排出されますが、パイプが詰まったり曲がったりすると、水が溜まってしまうのです。

水漏れはエアコンの故障だけでなく、室内の壁や床、家具などにも損傷を与える、あるいは水と電気が接触するとショートして火災につながるなどのリスクを高めます。

異音がする

ファンやモーターなど動く部品に汚れや異物が付着すると、エアコンから異音が発生することがあります。例えば、フィルターにホコリが詰まったときの「ブーン」という低い音や、室外機に枯葉や小枝などが入ったときの「カタカタ」という高い音などです。

異音はエアコンの性能低下や故障の前兆である場合もあります。静かな環境でエアコンを使用する場合は、快適さを損なう要因にもなりますので、異音を聞いたら調査や修理を依頼してください。

パーツが壊れる

エアコンを清掃しないと、パーツ自体が壊れてしまうこともあります。例えば、電源部分や基盤部分はホコリや湿気によって腐食したり、ショートしたりするなどです。また、室外機は熱や振動によって、モーターや圧縮機などの重要な部品が故障する可能性もあります。

パーツが壊れると、エアコンの修理や交換に高額な費用がかかります。パーツの在庫や交換期間によっては、エアコンを長期間使えなくなるかもしれません。

業務用エアコンの清掃方法

業務用エアコンの清掃方法には、自分で行う方法と、専門業者に依頼する方法があります。

自分で清掃する

自分で行う清掃は主にフィルターの掃除です。フィルターは定期的に取り外して水洗いし、乾かしてからもとに戻します。フィルターの掃除は1～2週間に1回程度がおすすめです。

専門業者にクリーニングを依頼する

専門業者に依頼するクリーニングは、主に室外機や室内機の本体内部の掃除です。室外機や室内機の本体内部を自分で掃除することはかなり難しいため、できるだけ専門業者に頼んで、定期的にクリーニングを行うことをおすすめします。