【大阪】窓ガラス清掃は高層ビルの場合どのように行う？

窓ガラス清掃における作業の種類

窓ガラス清掃は、主に3種類の作業を用いて行われます。

ロープ作業

屋上からロープを垂らし、ブランコを取り付けて行う清掃作業で、ブランコ作業とも呼ばれます。足場を設置する必要がありませんので、比較的低コストで行えるのが特徴です。高さが5～10階の建物に適しています。

ゴンドラ作業

クレーンを使用してゴンドラを吊り下げ、そのゴンドラから作業員が窓ガラス清掃を行います。ロープより安全性に優れているうえに複数人で使用できますので、スピーディな清掃作業が可能です。25階以上のビルで多く使われる傾向が見られます。

高所作業車による作業

ロープやゴンドラが使えない建物の場合は、高所作業車を使用して窓ガラス清掃を行います。足場の設置・解体にかかる手間と費用が不要です。5～6階までの窓ガラス清掃に適しています。

窓ガラス清掃の手順

窓ガラス清掃で多く見られるロープ作業の手順を解説します。

1．現地調査

現地調査を行い、窓の汚れ具合、作業スペースとして使える箇所、水道設備の場所など、図面だけでは把握できない要素を確認します。現地調査後に、建物と周辺の状況に適した清掃方法と清掃スケジュールをご提案する流れです。

2．バリケードの設置

当日の作業でまず行うのは、バリケードの設置です。通行者を汚水や落下物から守るためであり、必要に応じて監視員やパラソルを設置します。強力な洗剤を使用する場合は、地面の養生作業も必要です。

3．ブランコの設置

歩行者と周囲の安全をチェックしたのち、ビルの屋上からロープを垂らして、ブランコを設置します。道路使用許可が必要となった場所では、交通を妨げないように地上へ保安要員を配備するのが一般的です。

4．窓ガラスの外側を清掃する

窓ガラス清掃作業を開始します。洗剤とモップで汚れを落とし、スクイージーを使って注意深く水気を切ったのち、乾いたタオルで拭いて仕上げます。

5．窓ガラスの内側を清掃する

外側の作業が完了したらブランコから降り、ビル内に入って窓ガラスの内側の清掃を行います。建物内のほうに汚れが飛ばないように配慮しながらの作業となりますので、人が少ない時間帯であるほど清掃はスムーズです。

6．片付けと報告

窓ガラス清掃が完了したら、作業場所の片付けと依頼主へ完了報告を行います。依頼主が仕上がりを確認し、問題がなければ窓ガラス清掃は終了です。

窓ガラス清掃の必要性

窓ガラスは排気ガスや雨風にさらされ、日ごとに汚れていきます。汚れた窓ガラスは見た目が悪いだけでなく、窓ガラスの劣化につながりますので、2ヶ月に1度程度の頻度で定期的に清掃をするのがおすすめです。